ちょっと今回、ドライかも。

初手注意事項で申し訳ありません。
ちょっとばかし厳しい内容が含まれるかもなので前もって書かせていただきやした。
というわけで椎葉です。今回、制作進行その2ということで、実際に作業が始まり、
スケジュール管理を行いだした7月以降のお話となります。

やることが…ッ、やることが多い…ッ!!

7月以降は10月初旬にある実写部分の撮影とモーションキャプチャに向けて、
実写部分では各出演者への依頼交渉や小道具管理、ロケ地への撮影許諾を、モーションキャプチャ部分では各担当者のラフモデル作成の進捗状況を確認していました。

実写撮影当日

実写撮影やモーションキャプチャをするスタジオの日程の関係上、
ロケ日までにそろえておかないとならないモノは多岐にわたります。
小道具担当がいた場合は話は変わってきますが、今回の場合は実写の小道具の管理は自分担当でした。
お借り先への交渉や、ドライブ管理を行っていたので自分が小道具管理のほうが取り回ししやすいですからね。
合わせて、モーションキャプチャ用の3Dモデルのラフモデルやデザインが出そろっているかなどの確認も行っています。

小道具リスト

ただの小道具リストに見えますが、それぞれ『どこで』、『だれから(どこから)』、『現物チェックしたかどうか』など、無くさないためや当日迅速に準備できるようにまとめています。
無論、前日建て込みの段階で街頭の場所に小道具を既に設置していますが、割れ物系や人からお借りしている場合などは、そうもいきません。
すぐに返却できる状況や、セッティングを素早くできるようにするのが重要です。

モーションキャプチャ撮影当日

この日は制作進行としては、モーションキャプチャの撮影そのものにはかかわる部分は特筆すべきことはありません。
(自分にモーションキャプチャの知識がほとんどないので…)

まあだからと言って何もしていないわけではありません。
前日の実写撮影と合わせて、僕は実はずっと小っちゃいカメラを持っていました。

なんかちっちゃいカメラ持ってる小っちゃく映ってる僕

ご察しのいい方は想像通りです。メイキング用の映像収録ですね。
「こんな画が欲しい!」と決まったわけではありませんが、あくまでありのままを撮影していきます。
ただカメラを向けられていると勘づくや否やポーズを決めたり、激しくアクションしたりで
メイキング映像としてはエンタメ性を強める素材にしてくる人もいます。
それはそれで面白い。

各収録終了後のお話

モーションキャプチャと実写収録が終わったということは、ここからは本格的なポスプロ作業。
今までも本番ですが、ここからも本番なわけです。

が、しかし、ここからは終盤に近付いていくということもあって、やはり作業も高度化。
難易度もツークンさんとの相談の元、初心者でもなんとか食いついていけるようなものにはしているものの、やはりモチベーションとの戦いなどで作業者さんドロップアウト寸前まで打ちのめされる場合も。

ここで、制作進行としてできることは、報連相。
うすうす気づいている方はいるかもしれませんが、私はこの活動で報連相の重要性を痛感しています。
今回のプロジェクトにおいて、制作進行としてかかわった際に一番頭を悩ませたのはやはり、
『スケジュール調整』。自分も大学生である立場上、相手に置かれている立場の忙しさや学業との両立など、その人が頭を悩ませている事柄に共感してしまうことも少なくありません。

だからこそ、言いたいことがあります。

制作進行よ、非情であれ。

相手のことを考えるな、と言ってるわけではありません。
相手のことを考えたうえで、優先順位を間違えてはいけません。
制作進行および制作管理は、『制作物を完成させるため』の管理者です。
制作物を完成できるように管理することがあなたのタスクなのです。

言葉に優しさはあっても、タスクに甘さは不要です。

スケジュール調整において重要なのは、『いつまでにできそうか?』ではなく
『〇日にはできるか?』のほうが大事。
そのうえで相手にもある程度スケジューリングさせて、ある程度自分が設定したスケジュールに責任感を持たせることも大事です。

そして、遅れそうなまたは遅れてしまった作業者がいる場合、
そこを容赦なくつつく勇気も制作進行に必要不可欠なスキルであると感じています。

作業者さんの方も、いろいろ事情や難易度などのっぴきならない事情で遅れることはあると思います。
その時、『こうなんだから遅れても仕方ない』『きっと間に合う』『なんとかなる』ではなく、
『遅れる原因になりうる事柄』はすべて共有しておくことをお勧めします。

制作進行の立場としては、ぎりぎりに言われたときに「今ソレ言われてもな・・・」となりがちです。
言葉を選ばずに言えば、今ソレ言われても知ったこっちゃないんだけど。という結論になります。
ですが、早めに共有いただけたときには『じゃあちょっと納期というか締め切り後ろにずらせるかな?』と上層部に相談ができます。

実は、提案した納期自体、1,2週間ほど遅れても大丈夫なようにデッドラインを設定したりしていますが、それはそうとしてほとんどの場合、『そのスケジュール通りに進行すること』を想定してその後の進め方を決定します。
そのため、報連相が迅速なほうが自分にとってもチームにとっても良い影響が出やすいというわけです。

制作進行という役職

後半は、制作進行をやってみたい人にとっては結構覚悟のいる内容が書かれていたと思います。
詳細は伏せますが、私はこのプロジェクトで同期を叱っています。
これが一番心に来た。
自分は能力的に絵を描けません。CGもできません。できるのはちょっとした動画編集。
でも『制作進行』という役職に就いた以上、指摘しなければならないことは大量にあります。
でも指摘しないとプロジェクトが崩壊するのです。
それは制作進行をするうえで絶対に許されないミスです。
崩壊は『制作進行』のミスです。

だからこそ、制作進行をやろうと考えている皆さん。

非情になってください。
半端なやさしさはかえってその人を苦しめます。

ダメなことはダメ。
言えないと崩壊します。
そうならないために、まず、報連相。
制作側の皆さんも、仲間を助けるためだと思って、恥を忍んで勇気をもってどんなことも報連相してください。

今回は以上です。
次回は今回の中で詳しくお話しできなかった実写撮影の時のお話です。

この記事を書いた人

椎葉遥/ガリュウ

大阪電気通信大学デジタルゲーム学科。生粋の格ゲー好き。食べるのも好き。最近は楽しく動画を作っている日々を過ごしているらしい。 電ツークンでは制作進行としてWebCMのプロジェクトに携わっています。